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ヘルスケア業界を牽引する最新ビジネスとは?5つの企業とその取り組みを解説!

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昨今、技術の進歩により「ヘルステック」と呼ばれるヘルスケア業界のテクノロジーは目覚ましい成長を見せています。それにつれてヘルスケア領域は多くの人々の注目を集めるようになりました。そしてそのような常に革新と進化を続けているヘルスケア業界には、数多くのテクノロジー企業が存在し、その進歩に貢献しています。

本記事では、ヘルスケア業界の未来を担う注目の5つのテクノロジー企業をご紹介します。これらの企業が持つ独自のアイデアや技術、そこから生み出されるソリューションについて解説していきます。

目次

ヘルスケア業界とは

はじめに、本記事におけるキーワードである「ヘルスケアサービス」が具体的にどのようなサービスを指しているかについて説明します。

本記事における「ヘルスケアサービス」は主に以下のような医療に関するサービスを指します。

  • 健康管理サポート
  • 健康診断・診療
  • 在宅医療・遠隔医療サービス
  • 薬品の処方・調剤・販売

上記の業務やサービスを最新のテクノロジーを用いて効率化しているヘルステック企業を次項において紹介していきます。

人々が生活する上で、自身の健康のことを考えずに暮らしていくことはできません。人々の健康管理を簡単・便利にしていくヘルスケアサービスは多く存在し、これからも多くのプロダクトが生まれてくることが予想されます。

事例(1) 医療従事者専用サイトを中心に総合的なサービスを提供する「エムスリー株式会社」

エムスリー株式会社は、「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らすこと」を掲げた医療情報プラットフォームを展開する企業です。同社は主に医師や医療機関との連携を通じて、診療情報の共有や医療知識の提供、医療データの分析などを行っています。

その中でも、メディア・プラットフォームビジネスの展開が特徴的で、医師と患者のコミュニケーションを円滑化するプロダクトに注力しつつ、幅広く医療現場へのITサービスの導入を進めています。

事例(2) 医療機関・患者の双方に向けた医療プラットフォームを提供する「株式会社メドレー」

株式会社メドレーは、「医療ヘルスケアの未来をつくる」を掲げた、医療情報プラットフォームを展開する企業です。医療情報プラットフォームに注力する企業が多い中で、メドレーは人材事業にも力を入れており、具体的な医療に直接関わる方法に限らない形で、多方面から医療現場を支援している点が特徴的です。

事例(3) 医療ヘルスケア・プラットフォームを提供する「株式会社メディカルノート」

株式会社メディカルノートは「すべての人が“医療”に迷わない社会へ」を掲げた医療情報プラットフォームを展開する企業です。メディカルノートは「医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト」であるメディカルノートを運営しており、2,000以上の病気の情報と医師・病院情報が掲載されています。

ビジョンにあるとおり、患者が自身の受ける医療について最適な選択をできるように後押しするサービスを展開しています。

事例(4) 最新の症状検索エンジンを提供する「株式会社Ubie」

株式会社Ubieは「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」を掲げたヘルスケアスタートアップです。代表的なプロダクトとして、症状検索エンジン「ユビー」が挙げられます。自身の気になる症状について医師監修の質問に答えるだけで、関連する病気や対処法・近くの医療機関を無料で調べることができます。AIを駆使した最新の技術を取り入れたプロダクトの提供により急速に成長に勢いを増している点も大きな特徴と言えます。

事例(5) イノベーティブな調剤薬局向けシステムを提供する「株式会社KAKEHASHI」

株式会社KAKEHASHIは「日本の医療体験を、しなやかに。」を掲げているスタートアップ企業です。KAKEHASHIの特徴は、病院ではなく薬局に焦点を当て、薬局の薬歴指導から在庫管理、経理の可視化までをサポートするプロダクトを提供している点です。病院における診療の、またその先にある調剤薬局を中心にしたサービス提供を行うことで医療現場の支援を推進しています。

上記にて紹介した企業を企業規模及びヘルスケア業界の顧客基盤を軸にしたマッピングを行うと以下のようになります。

ヘルスケア業界の顧客基盤を軸にしたマッピング

各ヘルステック企業に共通する特徴

既に取り上げた企業はヘルステックの先駆者として日本国内のヘルスケア業界を牽引しています。その共通する特徴としては以下の2点にまとめることができます。

  • 業界の課題を徹底的に調査している

    挙げた企業の中には、医療業界出身者(医師・薬剤師・看護師など)が経営に参画しているものも多くあります。医療現場は、法制度改革やあらゆる規制刷新の中でどうしても業界として構造的な課題を抱えてしまいます。この点こそ、医療に関わる事業を推進する上での最も大きなボトルネックと言っても過言ではありません。それを現場に立った経験のある専門家の声をもとに徹底的に調査し、最もダイレクトに医療現場の課題を解決することで本当に求められるサービスを提供しています

  • 患者や医療従事者の体験を重視している

    ただ単純に、ITを駆使したサービスを提供するのではなく、患者や医療従事者などそのサービスに関わる人々のユーザー体験すなわちUX(※)にこだわってサービスを設計しています。特に「医療」というものは、老若男女の誰もが深く関わるものです。誰にでも手が届く、すなわちどのような人でもストレスなく使いやすいサービスであることを追求しています

※UXとは
UXとは「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略でユーザーが購買サービスの利用を通じて得る体験全体のことを意味します。とりわけITサービスの画面の美しさや使いやすさなどの利用体験だけに焦点を当てて語られることが多いですが、実際はオンライン / オフライン問わずユーザーが得る体験についてはその全てを指します。

UXの重要性に関しては過去の記事「DX推進にはなぜUXが重要なのか」を参照

UXを重視したプロジェクトを推進するためには

自社でUXを重視した事業開発プロジェクトを推進するためには、以下に示すような中長期的な施策をおこなっていく必要があります。

  • 社内 / プロジェクト内のUX人材育成

    社内において、実際にUXを重視したコンセプト設計や検討をおこなう人材が不足している場合は、どうしてもプロジェクトの推進力が落ちてしまいます。人材の育成は短期的に行うことが難しいので、中長期的な目線での人材投資 / 機会創出が求められます。

  • 組織全体のデザイン思考の重要性の啓蒙

    社内やプロジェクト内においてユーザー体験が軽視されていると、あらゆる場面において各所の協力を得ることができずプロジェクトが進まなかったり、最悪の場合は頓挫してしまうことも考えられます。

結論 / まとめ

ヘルスケア業界におけるスタートアップ企業の活躍は、今後の医療の進歩と変革を示しています。本記事では、5つの注目すべきヘルスケア業界のテクノロジー企業を取り上げ、それぞれの独自性や革新的な取り組みを紹介しました。これらの企業は、医療の効率性向上や患者体験の改善など、様々な側面で業界に貢献しています。今後も彼らの成長と進化に注目しながら、より良い医療を実現するための取り組みを支援していくことが求められます。

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